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11.27 UPDATE ◆仕事より難しい? |
「ホント草野球を通じて日々勉強です」と メールをくれた我が草野球のチームメート。 本職はプロ野球球団のフロントで働いている 次代を担う世代。 我がチームがシアトルツアーを行い そこでイチローのいるマリナーズと 松井秀喜のいるヤンキースとの試合を 2試合も観て大いなる刺激を受け 某百貨店から千葉ロッテマリーンズに “とらばーゆ”した強者だ。 その彼と僕が所属している 今年最後の我がチーム=草野球=の試合を ついこないだ行って 何とも言えずとても印象的な試合だった。 1対1の同点で迎えた終盤6回表(草野球は7回制) 2死から2塁打を打たれたところで出てきた代打は ノリダーこと往年のトップビーチバリヤー中村則子。 僕の悪い癖は「知り合いに打たれる」ことで ここでも案の定、レフトとショートの間に落ちる テキサスリーガーズヒットを打たれて1対2となった。 投手戦とも貧打戦とも言えるこの試合、その裏の攻撃。 この回の先頭打者であり打順最後尾の僕が 初球を打ってセンター前ヒットで出塁。 やられたらやり返す、という強い意志のもと打ったヒットだし 普通、僕は塁に出ると絶対に盗塁を狙う、 そのことがここでのキーポイントの1つ目。 さらにこの時は相手投手が牽制球を投げて来て 牽制球を投げても盗塁された時のダメージは大きいと 自分の投手経験で痛いほど分かる、ということが2つ目。 そしてこのプロ野球球団勤務者は今日は1番の打順で これから2番、3番、4番、5番と更にいい打順が巡って来る。 ということは僕が2盗、3盗すれば (調子のいい時には塁に出て2球で3塁まで達することもあるし 草野球で盗塁して刺される確率は多く見積もっても5%ぐらい?) 同点はもとより逆転の可能性がある、これが3つ目。 そういう少なくとも3つの理由に基づき、 僕の頭の中では既にノーアウト2塁または3塁のイメージができている状態で 2塁に向かって全力で走った.......。 ん?何か嫌な打球音がしたぞ?と上空を見上げると ショートの上にフライが上がっているではないか。 すでに塁間の半分以上を過ぎていた僕は くるっと回って来た道を戻ったが全く間に合わずゲッツー。 チャンスは一瞬にして消え、 相手は結果的にこの回2球でツーアウトを取った。 流れはここで完全に相手に傾き、 相手は次の回に更に1点を追加し1対3で負けた。 勝負の綾で失敗して負けた典型的な例。 この遊飛を打ち上げたチームメートとは 試合後に反省会を2人だけでやったし、 1日経ってから体の隅々の筋肉痛が出て 昨日のシーンが何度も呼び起こされ 何度も反芻し何度も悔しがっていたところに、 彼からのメールが来たのである。 悔しくて球団関係のバッティングセンターで 何度も打ってきたということの報告と 「いやぁケースバッティングができないってのは 全体観をもたず仕事してるようで全然ダメですよね!」 という反省のコメントでそのメールは締めくくられていた。 2人の悔しさの度合いがかなり近い線をいっていて これだけ真剣に草野球をやってくれているチームメートを 誇りに思うと同時に、彼のメールを読んで僕は 「仕事より草野球の方が難しい」 と書いて返信した。 仕事は確率を高くしないと危なっかしくてやっていられない。 それはある意味“プロ”として当然のことである。 翻って草スポーツは“草”だから“プロ”ではなく“アマチュア”であり プロ並みの保険はかけていないし実力的にかけられない。 だから読めない結果になる。 その点、明らかに草野球の方が仕事より難しい.....。 と、ここまで書いたところで 「ん?でもサインを作っておけば、すむことじゃない?」 と気がついた。 長い文章を読んでくれた方にはこんな落ちで申し訳ない。 まぁ、サインを作らないのがほんとの草野球だとも言えるんだけど....。 (UPDATE 3538 針谷 和昌) |