3.27 UPDATE ◆「排球」の意味




「身体の知恵」(齋藤 孝/大和書房/1300円+税)

は総合格闘技、相撲、ボクシング、バレー、卓球、テニス、
バスケ、マラソン、ラグビー、プロレス、陸上などが取り上げられている
“スポーツの見方・楽しみ方”を説いている本だが
その中のバレーの一節にこんなところがある。

「(前略)
  ベースボールを漢字で野球、サッカーを蹴球、バスケットボールを
 籠球と書く。バレーボールはなんと『排球』。球を排除すると書く。
  球=ボールは、ウィルスのようなイメージ。ウィルスに侵略されな
 いように、生命体が免疫力を駆使して体外(相手のコート)に追い出
 していくメカニズムだ。
 (後略)」

あらまそうなんだ.....バレーを排球と呼ぶことは知っていたけど
その「排」の意味が文字どおり「球を排除する」から来ているとは
これっぽっちも想像しなかった。

バレーボールの「バレー」は「ボレー」から来ていて
これはテニスのボレーと同じで「球が地につかないうちに打ち返すこと」だから
「球が地につかないうちに相手側に排除する」という意味で「排球」にしたのだろう
というところまでこの本のお陰で理解できるようになって嬉しい
(僕の実感ではこの語源が無意識のうちに排球人たちに浸透して
 球だけでなくいろいろなことを排除する競技特性があるような気もするが......)。

閑話休題〔それはともかく)著者の齋藤先生(明大文学部教授)は
「一流アスリートの身体に滑り込んでスポーツを楽しもう」と説いている。
果たしてビーチバリヤーたちの身体に滑り込むことが
そしてその上でビーチバレーを楽しむことができるだろうか?

相当高度な滑り込みのスキル=イマジネーションが必要とされ
きっとかなり難しいだろうなと想像できるのだが、
困難そうだからできた時はとても気持ちよさそうだなという予感もする。
21年目にしてのビーチバレーの新たな楽しみ方、
ここはひとつチャレンジしてみましょう。


(UPDATE 3336 針谷 和昌)