12.30 UPDATE ◆WORLD CHAMPIONSHIPS

来年のビーチバレー世界選手権がスイスで7/24-29に
12,000席のスタンドを設営した会場で開かれると言う情報と共に
FIVBのHPには過去のチャンピオンチームがずらっと掲載されている。

◆Men's Gold Medal Teams
1997 - Para Ferreira/Guilherme Marquez, Brazil
1999 - Emanuel Rego/Jose Loiola, Brazil
2001 - Mariano Baracetti/Martin Conde, Argentina
2003 - Emanuel/Ricardo Santos, Brazil
2005 - Marcio Araujo/Fabio Magalhaes, Brazil

男子はとにかく五輪を含めた世界的な大会で
「アメリカが初めて敗れたビッグトーナメント」として
97年にロスアンゼルスのUCLAのテニスコート特設会場で開催された大会が
エポックメーキングな大会として印象に残っている。
朝から晩までテニスコートのスタンドからたくさんの試合を見たが、
4人制もあったのでこの大会には多くの日本選手が参加した。
その日本選手団の打ち上げの夜に僕の記憶では
高橋有紀子/佐伯美香という日本史上最強チームが誕生した。

◆Women's Gold Medal Teams
1997 - Sandra Pires/Jackie Silva, Brazil
1999 - Shelda Bede/Adriana Behar, Brazil
2001 - Shelda/Adriana, Brazil
2003 - Misty May-Treanor/Kerri Walsh, United States
2005 - May-Treanor /Walsh, United States

こうやって眺めてみると、男女とも殆どの世界選手権タイトルを
ブラジル勢が占め、アルゼンチンが男子で1回獲得していて、
そして最近の女子2大会で初めてアメリカが名を連ねている。

でも、ちょっと、待ってくれ。
FIVBは歴史からその事実を抹消しようとしているが、
1987年にブラジルのリオデジャネイロで行われた
初のFIVB国際大会公式戦は「第1回世界選手権」と銘打っていたし
次の88年には同じ場所で「第2回」そして89年にはやはり同じ場所で
「第3回世界選手権大会兼第1回ワールドシリーズブラジル大会」として
開催されているのである
(僕はそのすべてに現地へ行っているので間違いないし
 当時の配布物などの現物もある。
 そしてちなみに、ワールドシリーズが途中から呼び名を改め
 今のワールドツアーになった)。

FIVBは、それは真の(と言うか今の形式の)世界選手権ではない
ということで、その事実を抹消しようと言うか、改定しているのであるが
世界中にビーチバレーの魅力を知らしめたあの87年の大会は
「第1回世界選手権」として公式な記録に
その名を留めておくべきではないかと僕は思う。

その流れでいけば「第2回」「第3回」も活かしておいて
その次の8年置いた「第4回」1997大会から隔年開催になった
とした方が史実にも忠実だし大会の威厳と言うか歴史も刻まれて
だんぜんいいと思うのだが、どうだろうか?
未来は選択できるけど過去は選択できない。
せっかくある歴史を改定してまで「世界選手権」にしない意味が
果たしてあるのだろうか?


(UPDATE 3289 針谷 和昌)


※ちなみに僕は、87年「第1回」は選手団の1人として
 立川一郎/松本聡チームと一緒に、
 88年「第2回」は取材班として作家の故・山際淳司氏をお連れして
 代表チームの松本聡/蔭山弘道を中心に取材し、
 89年「第3回」は再び選手団の1人として高尾和行/菅野幸一郎と共に
 リオ遠征に参加させて頂きました。