5.12 UPDATE ◆決定的瞬間写真の謎

スポーツイラストレーテッド5/8号に載ってる見開き写真で
いままさに写真を撮ってるカメラマン目掛けて
落馬寸前の騎手が突っ込んで来そうな瞬間、
まだ手綱は持ちつつ馬の頭の斜め上まで身体が飛んで来ている写真がある。
まさに決定的瞬間。

この号の前の前の4/24号には
シカゴホワイトソックスの井口の
グラウンドの芝生と身体が平行になりながら1塁へ向けてスローしているシーン、
言ってみれば“横向き水平ジャンピングスロー”の写真が掲載されていた。
こちらもめったに見られないプレー
(というか僕はビデオでも見てなくて
 見た人の話からちょっとあり得ないプレーだと思っていたけど
 写真で見てもまさにあり得ないシーン)。
やはり決定的瞬間だ。

どうしてアメリカの、と言うかスポイラのカメラマンは
こんな決定的瞬間をカメラにおさめることができるのだろう?
何人ものカメラマンが何枚もの写真を撮っているのだろうか?
でも写真って「ヘタな鉄砲も数打ちゃ当たる」って訳じゃなく
ヘタな写真は幾ら撮ってもヘタなんじゃないだろうか。

そろそろ千載一遇のシャッターチャンスが来るぞ、
なんていう特別な嗅覚が、彼らにはあるのだろうか?
狩猟民族の嗅覚かもしれないし、
そういう写真をとても価値あると評価してくれる社会があって
それがとてつもない競争の世界だから
多くのカメラマンがチャンスを逃さない高度な技術を持っているのかもしれない。
ビーチバレーでもアメリカのカメラマンの写真にいい写真が多い。

日米あるいは国際写真比較論、いや写真文化論か?
誰かそういうことが書いてある本を知りませんか?
こんな決定的瞬間の写真を続々見せられると
なぜ日本ではこういう写真をあまり見かけないのかという
長年の疑問を解きたい気持ちが膨らみ続けて止まらない。


(UPDATE 3084 針谷 和昌)