|
2.13 UPDATE ◆BOOKS―熱身愛死 |
![]() |
「熱烈応援!スポーツ天国」(最相葉月/ちくまプリマー新書/720円+税) 「身体から革命を起こす」(甲野善紀・田中聡/新潮社/1400円+税) 「愛は天才じゃない 母が語る福原家の子育てって?」 (生島淳/ミキハウス/1400円+税) 「死んだらどうなるの?」(玄侑宗久/ちくまプリマー新書/720円+税) 最相葉月は「絶対音感」を読んだことがあって その後も「青いバラ」や「あのころの未来―星新一の預言」など 科学を得意とするノンフィクションライターという印象があったのだが 実はスポーツにも造詣が深いことがこの本を読んで分かった。 「熱烈応援!スポーツ天国」は自分でチケットを買って メディアではなく一観戦者としてマイナースポーツ (と言って語弊があればメジャーでないスポーツ)を見て歩いたレポート。 ある競技の観戦症にかかると 他の競技の観戦症にはかからないというタコ壷型の法則のほか 会場は満員なのに観戦者と関係者の人数にあまり差がない、 選手はフレンドリー、選手と観客と主催が楽しそうで一体感がある、 などビーチバレーにもあてはまる項目がたくさん出て来て、考えさせられた。 今度機会があったらビーチバレーを題材として取り上げてもらえる様 お願いしてみようと思う。 「身体から革命を起こす」は 甲野善紀という武術を基盤とした身体技法の実践研究者の影響を受けた 様々な分野の人々の活動について紹介している。 僕はずっとナンバでジョギングしているし本も結構読んだし 甲野氏が主宰する稽古会にも1回だけだが参加したりしたのだが まだ実感として新たな身体の使い方を体感出来ていない。 果たして何時の日か天恵の時がやってくるのか? 卓球の愛ちゃんに対して僕がずっと勝手に持っていたイメージが アテネ五輪に出た姿を見て大きく変わった。 それまでは早熟な子役タレントって感じがどうしてもしたのだが 五輪でのプレー振りやインタビューでコメントしている様子を見ていて とてもちゃんとした正統派アスリートだということがわかった。 日本のスポーツ界の中にはなかなかほかにいない面白い存在であり、 あと2回はオリンピックで活躍して欲しいと思う。 「愛は天才じゃない」は彼女自身と彼女を支える家族のことがよくわかる。 「死んだらどうなるの?」はスポーツとはまったく関係がないが 「熱烈応援!スポーツ天国」と同じ新しい新書シリーズ 『ちくまプリマー新書』の中の1册。 このシリーズは題名や著者名につられて買ってしまったのが他に2册ある (第1回発売の5册のうち4册も購入したことになる)が この玄侑宗久というお坊さん兼芥川賞作家が書くことは 難しくてよくわからないけれど感覚的によくわかるという不思議な本。 著者の本は初めて読んでみたが芥川賞作品ほか 小説も読んでみたくなってハマリそうな気配。 (UPDATE 2778 針谷 和昌) |