3.18 UPDATE ◆THE ZERO POINT FIELD




愛知万博がもうすぐ始まるというこの時期に
国際科学技術博覧会(筑波博)20周年記念パーティーがあって
当時とあるパビリオンの運営をやっていた関係で顔を出して来た。
前回のこの集まりが5年前にあったか10年前にあったか
あまり記憶が確かではないが皆さんさすがにお年を召したなという感じと
それは外見のことで中身はぜんぜん変わっていないなという懐かしさがあった。

考えてみればこの筑波博の仕事はある意味僕にとって
自分の興味の範囲が広がるきっかけを作ってくれた仕事であり
この仕事に関わろうとしている時期に
ニューサイエンス系を中心とした科学の本を何冊も読んでから
学校の勉強では感じなかった科学の魅力を知って
ずいぶん科学系の本を読むようになった。

最先端科学はいろいろな「なぜ?」を新しく解き明かしてくれる
あるいは解き明かすまでは行かなくても解く鍵を与えてくれるから
読んでいる最中にはとてもスリルがある。
読み終わって内容をちゃんと理解しているかと言うと毎回全く怪しいのだが
でも大変なことが書いてあるということだけは理解した気になる。

「フィールド 響き合う生命・意識・宇宙」
(リン・マクタガート/野中浩一 訳/インターシフト/3,200円)

新聞の書評欄で知ってからずいぶん探したけれどとうとう見つからず
インターネットで取り寄せた思い入れの深い本
(ちょうど増刷している時だったようで郵便で届いた日には
 本屋に第2刷が山積みにされていた)。
期待に違わず面白くかつ難しい。

この本がとても魅力的なのは読んでいる最中に
去年の12/1のUPDATEに「マネー・ボール」以来の本と紹介した
「脳はなぜ『心』を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説」
(前野隆司/筑摩書房/1,900円)
と共通するものがあると直感したり
中田英寿が子供の頃はどこからボールが来るか見ないでもわかった
というニュアンスのことをどこかで語っていたなぁと思い出したりして
こちらの頭や感覚が読んでいるうちにフル回転して来るところである。

・この世のコミュニケーションは原子内の世界で起きていた
・細胞とDNAは周波数を通じてコミュニケーションしていた
・脳は世界を知覚しそれを独自の波動として記録していた
・本質的にあらゆるものを記録する媒体である基本構造がこの宇宙を支えている
 (その基本構造がゼロポイントフィールドと呼ばれるもの)
・その基本構造があらゆるものが互いにコミュニケートする手段を提供している
・人間は環境と不可分、生き物の意識は分離独立した実体ではない
・生き物は自分以外の世界に秩序を与える
・人間の意識には他人や世界を癒したりする
・われわれがそれにこうあってほしいと思う姿に変えるという信じられない力がある

そういうことが科学的にどのくらい証明されて来たかが
多くの具体例をもとに紹介されている。
決してトンデモ本でも宗教的な本でもない。
それをちゃんと説明したいがまだ理解が不足している。
理解を深めるためにもっとたくさんのこのテーマの本が出て来てほしい。


(UPDATE 2801 針谷 和昌)