9/16 楠原千秋「kus‐kus話」@アテネオリンピック ビーチバレー会場編

さて、好評(!?)のアテネオリンピックシリーズ、
今回はビーチバレー会場編をお送りします。

ビーチバレーの会場は、
アテネ市内から南下したエーゲ海傍に、
収容人数10,000人の大きなスタンドを立てて開催されました。

シドニーのような仮設ではなく、ここは常設(?)のようで、
今後はどのように使っていくのかな〜と、ちょっと疑問。。。
最初の話だと、エーゲ海側は吹き抜けで、
コの字型のスタンドになると聞いていたのですが、
実際来てみれば、四方全てがふさがれていました。

10,000人収容可能なスタンドなので、
やはりかなりの高さでしたし、
ナイターのライトもかなり高い位置にありました。
これだとどんなに強風でも、中はほとんど感じないし、
スカイサーブをライトの上まで、というのは無理でした。
あんなに取り上げてもらったのに、すみません(苦笑)

砂の質は、もう皆さんご存知の通り、
かなりの深さと細かさで、皆最初は戸惑っていたような・・・。
それぐらい、今までにない深さだったような気がします。
試合前の取材では、「有利になると思います」と言いましたが、
今考えると、う〜ん。。。
どうだったんでしょうか・・・。

コートの裏側は、プレーヤーラウンジ・
男女別に更衣室・ロッカー・シャワー・
マッサージルームがありました。
ラウンジには、役員のデスク・小さな売店・試合中継のテレビなどなど。
そう、食事も試合の日だけ予約制できるようになってました。
水・コーラ・アイスティ・スポーツドリンクは飲み放題。

試合が始まるとコーチもコートに入ることは禁じられていました。
しかし、試合前に2日だけ(30分ずつ)、
センターコートで練習することが出来たのですが、
キューバと合同練習する予定が、1人が体調不良で来なかったため、
急遽山本さんが代わりに練習相手を。
そのお陰で、山本さんもオリンピックのコートで
プレーすることができたんです。
さすがにこれには山本さんも喜んでいて、
練習後、記念撮影したことは言うまでもないですね。

今回のオリンピックで、
「初めてビーチの試合を見たけど、すごいね〜」と
大勢の方から言っていただきました。
それはなぜかと言うと、
オリンピック競技の中に、試合中にDJがしゃべり、
タイムのたびに水着姿のダンサーがコートの上で踊りまくり、
観客全員でのウエーブが始まったり・・・と、
こんなショー的なものはないと、皆さん言われました。
確かに、他の競技にそれらしきものはありませんね。
他競技のことは詳しく分かりませんが、
やっぱりビーチバレーが見ている人も一緒に楽しめる競技だと、
私はそう思います。

私はシドニーオリンピックはスタンドにいて、
実際目で見て感動しました。
そして今回のアテネでは、コートの上にいました。
やっぱり全く違うものでした。
実際そこに立った人じゃないと、この感触は分からないと思います。
オリンピックというものは、こんなものだったんだ!と、
やっと理解できたんじゃないかな〜と、
また少し成長できたんじゃないかな〜と思っています。

この経験を、今後の人生に役立たせるようにしないともったいない!
今はその気持ちがとても大きいです。

千秋でした。


(楠原千秋「kus‐kus話」@第35回 )