5/22 桐原勇人★ビーチバレーバンザイ!!「ワールドツアー中国その4」

桐原です。
今日からメインドローがはじまりました。

昨日勝っていればここで試合ができれたのかと思うと少し悔しいです。
我々は昨日フランスの2番目のチームと試合しました。
海外の選手も含めてみんなに「チャンスだな」と言われる相手だったのですが、
彼らも頻繁にメインドローに上がっているチームですからそりゃ強いですよ。

ただ、自分たちの力を出して勢いに乗ればあるいはとは思いました。
でもそううまくはいきませんでした。
やはり晋平にとってこのレベルは初体験です。
ポイント、ポイントで力任せになってしまいブロックされたり、
ミスをしてしまいました。
まあこれは仕方のないところではあります。

でも、全体的にはいいプレーができました。
取るべきところでいくつか取れていればリードできた展開です。
もちろんそれが簡単ではないのですが。
そういった意味では今持っているの力は出せたと思います。
やれそうだという実感もありましたし、
これからどうしたら良いかもわかりました。

試合が終わると晋平はユニバの合宿のため帰国しました。
したがって来週のセルビア・モンテネグロは出れません。
次はポルトガルの予定です。頑張ります。

さて、いよいよ今日から白鳥・渡辺の出番です。
1回戦はUSAのBlanton/Nygaadが相手です。
前回快勝したと聞いていましたから楽しみ観ていました。

1セット目は結果的に一方的な展開になりました。
相手は前回の嫌なイメージを持っているというか、
時差ボケで動きが悪いというか。
対照的に日本は思い切ったサーブ、リズムの良い攻撃で
危なげなく取りました。

しかし、第2セット中盤から何やら雲行きが怪しくなってきました。
とは言っても相手が良くなったというよりはむしろ
日本側のリズムが悪くなったように外からは見えました。

不思議とちょっとしたリズムの違いだけで
同じように打っているつもりのスパイクやショットが本来の高さを失います。
ワールドツアーとはそれが致命的になるところです。
だんだん劣勢に追い込まれてしまいました。

結局第3セットに入って互角に戦いつつも、
失ったリズム、勢いを取り戻すことができなかったように見えました。
最後に引き離されて負けてしまいました。

午後からの25位決定戦はプエルトリコのPapaleo/Hernandezでした。
このチームは1回戦で中国に完敗していました。

ちなみにその中国というのがすごいチームです。
2mあってものすごい高さを持ったブロッカーがいます。
しかも以前観たときよりもセットやショットなど技術的にも向上してます。
末恐ろしい奴です。

話は戻って、このプエルトリコは運動能力は高いものの背も低いので
同じようなキレとつなぎなどのうまさで勝負するチームだと思います。

第1セット、
前半リードを許したものの粘り負けず、後半一気に取り返して奪いました。
いよいよ乗ってきたかなと思わせる展開でした。

ところが、
今日の場合は第2セットに入ると不思議とその勢いは元に戻っていました。
まさに1回戦と同じような雰囲気、展開です。
日本がリズムを失いつつあるとき、逆に相手は勢いがでてきました。
相手は特にラテン系、
調子悪そうだと思っていたのに勢いに乗ってしまいました。
そのまま2セット、3セットを失って残念ながら今回は25位となりました。

私は今回久しぶりに彼らのワールドツアーの戦いぶりを観ました。
そのうえで個人的な感想ですが、
白鳥・渡辺は本来の力を出し切れば今やどのチームでも互角以上に戦う力があります。
それは今までにもワールドツアーで優勝したことがあるチームに勝ったことからも
わかります。

また今回2試合とも1セット目を取っていることからも
これらの試合に勝つだけの力を持っているはずだと言えるでしょう。

だからということもあるし、今大会は特にそう見えたのですが、
問題はむしろ相手よりも自分たちにあるように外からは見えました。
相手は特に良いようには見えず、こちらは良い展開で1セット目を取りました。
これでアドバンテージを取ってそのままの勢い、リズムでゲームを進めて快勝!
と思わせるような展開だっただけにそういう印象が残りました。

もちろん私も選手ですし、
それが外から観ているほど簡単ではないのは十分わかります。
ただ、逆に言えば技術的に突き詰められてきたチーム同士になると
メンタルとか勢いとかリズムとかわかりにくくて難しいところの勝負なんだな
というのが私の試合を見ていた率直な感想です。

大会全体を見渡してもどこの試合もハイレベルで
ちょっとした流れで展開は大きく変わります。
毎度毎度順調にWinnerを勝ちあがるチームなんてEmanuel/Ricardくらいでしょう。
また白鳥・渡辺に流れがくることに期待しましょう。

(桐原勇人★ビーチバレーバンザイ!!第103回)