8/10 UPDATE ◆五輪と共にこの本を読め





五輪と共にこの本を読め
なんて偉そうなタイトルをつけてしまったが
結構このアップデートの本紹介を
楽しみにして下さっている方々がいるのを
ビーチで久々に会ったりする方達との会話で感じて
とても嬉しくなったりする。
ということで久し振りの本紹介。

この間、本を読んでなかった訳ではないが
あまり紹介したい本がなかった。
五輪直前となってこれはいいという本が増えたので
ここでご紹介しましょう。

「GRANDSLAM」
 (田沼武男・写真/実業之日本社/¥2800+税)
 こういう写真集がそろそろビーチバレーで出てもいい。
 最初の世界選手権(87年リオデジャネイロ)をまだ無名だった
 サッカーのカズを追い掛けてブラジルに来ていたので撮りに来た
 という西山和明さんの撮った写真は今でも手許にあるが
 これ以上ビーチバレーの魅力を伝えてくれる写真はない。
 西山さん、出さないかなぁ写真集を。

「国のうた National Anthems of the World」
 (弓狩匡純/文藝春秋/¥1500+税)
 ビーチバレーワールドツアーの表彰式でよく流れる
 ブラジル国歌(つまりよく優勝すると言うこと)。
 あの曲はもうメロディは覚えちゃったけど
 歌詞はどんな意味なのかなぁとずっと思っていた。
 それを含めて解決してくれる本。
 オリンピックで優勝国の国歌をこの本を片手に聞くと
 きっと味わい深いと思う。

「五輪の身体」
 (齋藤孝/日本経済新聞社/¥1300+税)
 この著者の本が頻繁に出過ぎているので
 1册ずつの中身が薄いのではないかと心配して
 最近出た本はことごとく買っていなかったが
 身体感覚をテーマにオリンピック選手と語り合うこの本は
 ちょっと見逃せなかった。
 実際読んでみると見逃さないでよかったというのが率直な感想。

「世紀の誤審 オリンピックからW杯まで」
 (生島淳/光文社新書/¥700+税)
 こないだのワールドカップの時の韓国戦の審判のことかな?
 前回の五輪の柔道の篠原のことかな?
 って思って読むと、それらは勿論出てくるが
 圧倒的な取材量とジャンルの豊富さに感心させられる。

「本↑NANDA!?」
 (南原清隆・監修/宝島社/¥1238+税)
 テレビ朝日のナンちゃんの番組を取りまとめたもの。
 野球・サッカー・陸上・水泳・ボクシング・柔道・空手・体操・バレー・バスケ
 のトップ選手から聞き出したコツは、それを望んでいる人には
 もしかしたらピタッとはまるコメントかも知れない。

「ナンバの身体論 身体が喜ぶ動きを探究する」
 (矢野龍彦・金田伸夫・長谷川智・古谷一郎/光文社新書/¥700+税)
 いまちょっと話題のナンバである。
 その具体的方法がいろいろと説明されている。
 ナンバで毎日走っていながらそれ以上の発展がない僕にとっても
 次に進むのに大変参考になる本。

「スポーツは『良い子』を育てるか」
 (永井洋一/NHK出版/¥680+税)
 サッカーコーチにしてサッカージャーナリストの著者が
 現在のスポーツ指導に関して一石を投じる。
 世の中の少年スポーツ指導者はとにかく1回読んで欲しい本。
 理論の積み重ねをしていかないと指導者に届かないので
 今回の書き方になっているのだろうが
 この著者にはもっと自由に
 スポーツの良さを書いてもらった方がさらに面白い。
 この本が多くの指導者に読まれ
 著者がもう好きなことしか書かないでも大丈夫な世の中になることを望む。

「サッカーの国際政治学」
 (小倉純二/講談社現代新書/¥700+税)
 日本サッカー協会副会長でありFIFA理事でもある著者には
 フットサルホームページのためにインタビューしたこともある
 (氏はFIFAのフットサル委員でもある)。
 日本も世界もその内実を知っている氏が語るサッカー界の政治学によって
 とくに何でもありのサッカー界を知っておくことは
 スポーツの世界を理解する上でとても役に立つ筈だ。

「バッテリー」
 (あさのあつこ/角川文庫/¥514+税)
 最近2も出たが少年野球小説の名作。
 僕が中学で野球をやっていた頃
 こんなことまで考えていたかな?と思う程
 主人公たちは大人びている。
 でも大人と子供の間の、この時代特有の危うさが
 野球の醍醐味と共に語られていて
 著者が女性であることに納得したりもする。

「山本昌邦 勝って泣く」
 (田村修一/文藝春秋/¥1333+税)
 今回注目のサッカー男子代表監督いや
 未来の日本代表候補監督を理解するために必読。
 アテネ五輪ではサッカーが最も早く始まるので
 これから先に読んでそれで試合を見た方が
 たぶん100倍楽しめる。 


  (UPDATE 2656 針谷 和昌)